高低差速報

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    1: 高低差速報
    産経ニュース2017.9.27 20:18更新
    http://www.sankei.com/life/news/170927/lif1709270047-n1.html

     10月に発表される今年のノーベル文学賞を巡り、世界最大規模のブックメーカー(賭け屋)、英ラドブロークスの受賞者予想で、例年高い人気を誇る日本の作家、村上春樹氏は27日現在、2位に付けている。トップは現代アフリカ文学を代表するケニア出身の男性作家、グギ・ワ・ジオンゴ氏。

     2015年はラドブロークスで人気1位だったベラルーシの女性作家が受賞したが、昨年は人気上位ではなかった米歌手、ボブ・ディラン氏に決定。賭けの人気と実際の受賞者は必ずしも一致するわけではないものの、日本人3人目のノーベル文学賞受賞者が出るのか注目が集まっている。

     ラドブロークスの予想ではジオンゴ氏の賭け率は5倍、村上氏は6倍。3位はカナダの女性作家マーガレット・アトウッドさん(7倍)、4位はイスラエルの男性作家アモス・オズ氏(11倍)、イタリア人男性作家クラウディオ・マグリス氏(同)、スペインの男性作家ハビエル・マリアス氏(同)の3人。



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    1: 高低差速報
    村上春樹氏の7年ぶりとなる本格長編『騎士団長○し』が2月に新潮社から刊行されたが、
    売れ行きが当初の目論見から外れ、「過去の作品と比べると、明らかに動きが鈍い」(大手取次幹部)という。

    新潮社は昨年11月以降に、かなり力を入れたPRを行ってきた。初版は上下巻合計で異例の100万部を刷り、
    しかも発売直前に増刷をかけて過去最高の130万部を用意した。ニュース番組でも報じられた発売日とその直後には
    かなりの売れ行きを見せ「初動で50万部くらいまでは一気に売れたが、そこで急激にブレーキがかかった」
    (大手出版社関係者)という。現に、一般書店では今もうずたかく積まれた状態が続いており、最近では
    「50万部以上が返本される可能性が取り沙汰されている」(出版業界関係者)。全量は保管できないため、
    多くが裁断処理されることになるが、新潮社には「返本10万部あたり1億数千万円」(同)ともいわれる負担が
    重くのしかかる。
    前回、2009~2010年に新潮社から『1Q84』が出版された際は社会現象にまでなったが、
    その夢よもう一度という願いは難しい状況になっている。

    引用記事:http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170605-00010000-sentaku-soci





    kisidancho




    1高低差速報

    で、村上氏の新作「騎士団長コロし」(新潮社)が思わぬ波紋を呼んでいるのであります。
    論議を呼んでいるのは第2部、謎に包まれた登場人物「免色(めんしき)」のセリフです。
    この免色は物語のキーとなるキャラクターで、白髪の54歳の独身男性であります。

    でこの男、ある人物の過去を語る中で〈南京虐サツ〉に触れ、主人公の肖像画家に対し、日本軍が降伏した兵隊や市民の大方をサツ害したなどと説明します。
    その上で、免色は、

    「おびただしい数の市民が戦闘の巻き添えになってサツされたことは、打ち消しがたい事実です。
    中国人○者の数を四十万人というものもいれば、十万人というものもいます」

    と語るのです。
    よ、四十万人、ですと?
    犠牲者数を過大に膨らませている中国の南京大虐サツ紀念館でさえ「30万人」なのにそれを上回る「四十万人」なのであります。

    ネット上でも賛否両論起こりながら、さっそく中国・人民日報サイトも好意的に報道しておるようでありますね。

    これですねえ、「小説の中のキャラクターのセリフにすぎない」、そもそもファンタジー作品なのであり、
    「言論の自由」「表現の自由」で守られるべき創作作品の中のひとつの描写にすぎない、との「正論」があるわけです、
    「神聖なる芸術の領域に汚らわしい大人のイデオロギーを持ち込んで批判するな」との「正論」であります。

    それはそのとおりなのですけど、村上春樹さんのテクニカルなところは、
    実は小説の中の人物に「汚らわしい大人のイデオロギーや事実」で固めながら一部だけ神聖なる芸術の領域であるファンタジー的要素を組み込んでいるところなのであります。



    これはずるい、もとい高等なテクニックです。
    素晴らしいです。
    ノーベル賞獲得を目指して、村上春樹さんの大江健三郎化が止まりません。
    巨大なる市場でもある中国人民への迎合を、もはや隠さなくなった村上氏なのであります。

    http://blogos.com/article/213136/




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